支援レポート:うらそえ織協同組合:親富祖氏

 販路開拓(7月)

商品開発セミナーと連動して開催する販路開拓セミナーへも引き続き参加してもらい、マーケティングスキルの向上、市場調査の大切さを学んでいただいた。
さらに、専門家の紹介で、県内で活躍するクリエイターとの意見交換、同じく県内で業績を伸ばす注目のオリジナルTシャツメーカーを訪問、工場視察し、Tシャツの試作に向けた具体的な提案をもらうなど、意見交換を行ないました。
また、新商品の販路開拓の一環として、県外販路の市場調査を行うことを決めました。
東京銀座にある沖縄県のアンテナショップ「銀座わしたショップ」で、実際にうらそえ織を店頭で扱う担当者との意見交換、国内トップクラスのアパレル系展示会「ルームス」の視察・情報収集を行い、「売れる商品づくり」に役立てるため、本事業の補助金を活用する方向で、8月の会議で正式に決定することとした。

 目標設定(6月)

支援開始当初より、商品開発力、営業力の強化を課題に取組もうと話してきました。
浦添市が6月3日から開催する商品開発セミナーで商品開発の知識の習得及び新商品開発を目指しました。
その後セミナー講師を務めた専門家を個別支援の中で派遣し、具体的な企画開発と販売戦略構築に移行しています。
その結果、今後の方針として、長期目標として沖縄県の伝統工芸品認定を目指す一方、短期目標としては、「うらそえ織」を知ってもらう活動と売上高の底上げを連動させた商品開発を行うこととしました。
具体的には、これまではうらそえ織が出来るまでを図解した説明資料を施設内に掲示したりパンフレットを製作したりしていたが、事業の意義や商品の特徴を、子供にも親しんでもらえるようなデザインをあしらったTシャツ等を企画するなど、これまでには無かった、一般の方に手に取ってもらえる商品開発を検討している。

 課題の把握(5/17)

うらそえ織は、浦添市伊奈武瀬(いなんせ)にある「浦添市養蚕絹織物施設サン・シルク」を拠点に生産されています。
蚕の繭から糸を挽くところから、織子が全て手作業で織り上げるため、そのやさしい風合い、シルク特有の光沢と繊細さが人気の浦添市地産の絹織物製品で、「てだこレディ」の制服や、市内企業の制服にも採用されています。
県内の伝統工芸品等を取扱うモノづくり企業の経営環境は厳しく、資金面・人材面等、多くの課題を抱えています。
うらそえ織も、これらの課題を解決するために織物業界や県内デパート・連携企業・支援機関・地域の皆様など多方面からの応援・協力を得て、平成29年5月 うらそえ織協同組合設立となりました。
事業計画には、生産性・収益性の面で課題があるものの、視点を変えて見ると、人がいる、場所がある、モノがあるなど、強みとして活かせる経営資本を持っていると思われました。組合員の皆様には、組合員であると同時に経営者の一人という自覚を促すとともに、伝統工芸にこだわらず、自由な発想で商品開発をしていく事が必要。とアドバイスしました。
また、売上増強のためには営業力強化が必須であり、営業戦略構築・体制強化が、今後の支援の中で重要と伝えました。