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例えば美容室の開業ステップ:2/2

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店舗オープンに向けた作業

コンセプト設計、開業資金の算出、事業計画作成、開業に必要な事務手続きの確認など、開業に向けて準備が整いましたので、ここからは店舗のオープンに向けた準備作業について、具体的に記載していきます。

①テナント決定/申し込み
・コンセプトをもとに、物件を選定し、賃貸の申込を行います。物件を最終的に選定する際は、店舗設計デザイナーにも同行していただきコンセプトを実現する上で障害となる箇所がないか確認してください。希望通りのサロンが実現できると判断したら不動産会社へ申し込みを行います。

②融資申し込み
・不動産会社へ物件申し込みを行った後、融資申し込みを行います。融資が決定するまでには多少時間がかかります。また、書類に不備があると、融資決定まで時間がかかってしまうので、書類の確認は入念に行ってください。融資が決定した後に物件の契約手続き、設計や施工業者への発注を行います。

③店舗の工事
・融資が決定したら実際に内外装工事を行う業者へ発注し工事を進めます。店舗の工事に関しても定期的に訪問し工事の進捗状況の確認を行ってください。確認ポイントは「当初予定していた工事スケジュールから遅れていないか?」、「工事を進めるうえで問題や課題はないか?」という視点で行います。

④設備の準備/メニューの決定
・開業に必要な椅子、鏡面、シャンプー台などを選定し発注します。必要な小物や設備、什器も併せて選定して発注します。

ico_arrow_r設備についての考慮点
イス、鏡面台、シャンプー台、ソファー(椅子)パーマ用機械、POS(PC)などの設備については、中古品でも質の良いものが多くあるので、選定の時には中古品を活用して安く仕入れることも考慮してください。

ico_arrow_r揃える備品や材料
次のような備品や材料を忘れずに揃えます。
シャンプー、リンス、トリートメント、カラー剤、スタイリング剤、タオル、石鹸、パーマ剤、エクステ、頭皮クレンジング剤、スキンケア関連

ico_arrow_rメニューについての考慮点
通常のカット、パーマ、カラーリングだけのメニューではなく、脱毛や毛穴パックなどをサービスとして取り入れている美容室も増えてきています。これらのサービスを組み合わせた、セットメニューも検討します。

ico_arrow_r価格についての考慮点
競合他社の価格も参考にしながら大人向け価格、学生向け価格、子供向け価格などを検討します。

⑤開業手続きの申請
・保健所および税務署へ開業に必要な書類一式を作成し提出します。

⑥宣伝広告の開始
・開業前にお店の宣伝広告を行い、オープンと同時に、お客様をしっかりと集めることができるように準備を進めます。広告媒体には多くの種類があるので、お店のコンセプト、予算などを考慮しながら宣伝広告の方法を検討します。

チラシ 一般的ですがお店の名前を認知して頂くには有効な方法です。チラシを作成し新聞配達と合わせて各家庭に配ることでお店を認知してもらえます。
チラシ作成や新聞折り込みで費用がかかるため、チラシ作成は外注し、自分でポスティングすることで、費用を抑える方法もあります。
ポスター ポスターを作成し、近くのカフェ、居酒屋、レストランなど、地域の方が集う場所にポスターを張ることでお店を認知してもらう方法です。
ポスターをお店に張る際は交渉が必要なことと、ポスター作成費用が発生します。
カード、しおり お店を簡単に紹介するカードやしおりを作成し、カードに関しては居酒屋に設置、しおりは本屋さんに設置し無料のしおりとして配布してもらう方法です。
カードやしおりの設置に関しては交渉が必要なことと、作成費用が発生します。
ホームページ インターネットを利用してお店を認知してもらう方法です。
最近では無料で簡単にホームページを作成することができます。次のようなホームページサービスの活用を検討すると良いでしょう。
Wix.com:http://ja.wix.com/
SNS Facebook、Instagram、Twitterなど、SNSを活用してお店を認知してもらう方法です。SNSの利点は自分が友達として繋がっている人以外にもお店を認知して頂くことができますし、格安でSNS内広告を行うことができます。


⑦設備/什器の配置
・内外装工事が完了した後、設備、備品、什器などをお店に配置していきます。配置する際は、お店のコンセプトを意識しながら配置してください。また、配置した後に、自分自身がお客様になったつもりで、お店に入るところからシミュレーションを行ってください。シミュレーションをすることで、入店、カット、シャンプー、ブローなど、一通りの流れを確認し、お客様にとって不便な箇所がないか確認することができます。

 

店舗オープン

お店の内外装工事、各種設備や備品、什器の配置まで完了したらいよいよお店のオープンとなります。オープンの際には、親族、友人などにも声をかけて多くの人が集まるようにしましょう!開業して一息つきたいところですが、お店の運営や管理などこれからさらに気を引き締めていきましょう。また、接客の際には笑顔も忘れず、お客様が「ぜひ、また来たい!!」と思えるお店にしていきましょう!

 

店舗オープン後の運営作業

お店はオープンして終わりではありません。永続的にお店を運営・維持し、多くのお客様に来ていただくことが必要となりますので、オープン後も継続して以下のことを行ってください。

①経営管理
→お店の売上、利益、仕入れ原価、水道光熱費などをしっかりと管理してください。毎月の目標達成状況だけでなく、利益の状況、仕入れ原価の圧縮検討なども行ってください。

②顧客管理
→来店いただいたお客様はしっかりとPOS(PC)に情報を蓄積してください。情報を蓄積することで以下のようなことができるようになります。

・定期的に来店頂いているお客様がわかるようになる
・売上金額の多いお客様がわかるようになる(DMなどの販促費用の削減につなげる)
・お客様のヘアースタイル、カラーの好きな傾向がわかるようになる
・お店を離れていくお客様がわかるようになる(サービス、メニューの改善につなげる)

③宣伝/広告
→開業前は新規のお客様を獲得するために、「チラシ」、「ポスター」、「ホームページ」、「SNS」を活用し集客を行いました。開業後は、継続して新規のお客様を獲得していくのはもちろんですが、経営を安定化させるために、再来店のお客様を増やし、固定客を獲得する必要があります。一度来店いただいたお客様には、メールアドレスやSNSアカウントなどを教えていただき、定期的にお店の情報などを発信することで再来店を促していきます。また、お客様の同意や確認も必要となりますが、来店いただいたお客様のヘアーカットを、お店のSNSなどで事例として公開することも集客には効果的です。SNSで拡散されたヘアーカット集をもとに、自分も同じようなカットをしたいというお客様に、新規で来店いただく可能性が増えます。

最後に、開業の構想から開業までの作業一覧を整理しましたので活用してください。

▶美容室_開業の構想から開業までの作業一覧[PDF:147KB]


 

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