公開日 2015年10月31日 10時33分

DISCUSSION

浦添市長と起業家の座談会

浦添市長と起業家の座談会

三人三様のショップ展開。さて、浦添で起業したそのワケとは?

浦添市長のメッセージ

松本市長:浦添市では、若いひとたちを中心に活気あふれる街づくりを行っていきたいと思っています。 そういった意味では、まさにみなさんがそのおひとりお一人になるわけです。 これから起業を考えている方々が、趣味を超えていろいろなビジネスを展開できるよう、みなさんの経験や今の考えなど、ざっくばらんにいろいろおしゃべりできたらいいなと思っています。 今日はよろしくお願いします。

能塚さん:できるだけ多くの人たちにこの浦添市で新しいことを始めていただきたいということで、今日は浦添市内で創業されたお三方にお話を伺う機会をもうけました。 座談会の中で、今後の創業支援のあり方や、浦添市の魅力の発信の方向性などのご意見も伺えればと思います。 まずは、みなさんが今どういった事業をやっていらっしゃるのかを教えてください。

KAORIさん:屋富祖通り沿いで、ネイルサロンをやっています。 まだオープンして3ヶ月目なんですが、お店も全部手づくりしました。

天久さん:浦添市西原で手作り雑貨のお店を経営しています。 県内の70人の作家さんの手作り作品の販売が主な事業内容です。 布小物だけに限らず、木工だとかアクセサリーとか、革製品とか、いろんなジャンルのものを取り扱っていて、店内は資材以外のすべてが手作り作品で構成されている感じです。

池城さん:浦添市の創業支援制度の一環であるチャレンジショップで、「イカライスベンダー」というお店を出店させていただいてます。 イカライスとはオリジナルで考案したメニューでして、それを世にだしたいという気持ちで応募しました。

能塚さん:ありがとうございます。 それでは、またKAORIさんから、どうしてご自身でネイルサロンをやろうと思われたのか、どうしてこの浦添の街をお選びになったか、聞かせていただけますか。

ネイルサロン仕事中の様子

KAORIさん:いくつかのネイルサロンで働いた経験があるのですが、お給料面が十分でなかったり、サービス業っていうのは就業時間も長かったりするんですね。 それと、働いているなかで、それぞれのサロンのサービスだったり、接客だったりを、もっとこうしたらいいんじゃないかって、 私なりにやってみたいことがどんどん出てきて、いつかは自分のお店を持ちたいとずっと思っていました。 たまたま、いい店舗物件を巡り会って、急遽オープンすることになったんですけれども、浦添を選んだ理由は、まずは自分が生まれた場所だという安心感ですね。 私も子供がいるのですが、浦添市って子供が多いじゃないですか。 小学校や中学校もマンモス校って言われるくらい生徒数が多いんです。

能塚さん:お子さんが多いってことは、30代・40代の子育て中のお母さんたちが多いってことですか。

KAORIさん:そうですね。 おしゃれを楽しむ年代っていうと、30代・40代。 うちのお店ではメインの客層ですので、浦添市はそういう意味でも魅力的ですね。 お客様にいろいろ聞いてみると、お店選びは、場所が近いとか、駐車場があるとか、利用しやすい価格設定とかってやっぱり大きなポイント。 その中のいくつかを当てはめていくと、今のお店の場所は正解だったなって思います。

能塚さん:自分だったらこうやるっていう独創性もあるし、お勧めしながら、準備しながら、いいチャンスに巡り会いましたね。 慣れ親しんだ地域で、かつ、子育て中でもおしゃれしたいっていうお母さんたちがたくさんいらっしゃる、この街で開業したというのもいいですね。 続いて天久さん、5年くらいの実績がありますが、きっかけは?

ハンドメイドショップ商品陳列の様子

天久さん:県内の大手量販店で13年間、販売やディスプレイに携わっていました。例えば、ディスプレイひとつで売れる商品が違ったり、気持ちを込めてラッピングしてあげることでお客さまが喜ぶ顔が見れたり、売るための努力や見せるための工夫など、トータルな販売の楽しさを教わりました。仕事はすごく楽しかったのですが、上まで声が届かないもどかしさというか、苛立ちというか、自分のお店だったら、100%好きにできるのにっていう思いは感じていました。新店舗がオープンするたびに異動になったのですが最後が浦添の店舗で、うちの主人の実家も浦添にあるんですよ。じゃ、浦添で独立しようかという話に。たまたま事務所付きの空き物件を見つけたので、今の場所になったんです。KAORIさんのお話にありましたが、うちの作家さんも30代がメインで、うちの作品が好きな方もやっぱり30代・40代の子育て中のお母さんがたが多いんですね。ベビー用品とかも扱っているのでいろいろ聞いてみたら、浦添はハンドメイドの作家さんもけっこう多いんですよ。浦添を選んできたわけじゃないんですが、今考えてみるとラッキーだったなというのは、正直ありますね。

能塚さん:私は比較的、女性の起業を支援することが多いのですが、お子さまを育てながら起業の準備をされるっていうときに、ハンドメイドにやりがいや自分の価値を見つける方は多いですね。そういった意味では、子育て中のお母さん方が多い浦添に、ハンドメイド作家さんが多いというのはわかる気がします。それがわかっててお店を出したわけじゃないかもしれないけど、結果的には、そういった人たちの作品とお客さんをつなぐお店として、価値を発揮していらっしゃるということですよね。池城さんはどうですか?

イカライスベンダーチャレンジショップ外観

池城さん:僕はずっとサラリーマンをやっていて、いつかは何かで独立したいなぁという思いがあったんです。そんなとき、ちょうどタイミングよく浦添市でチャレンジショップの募集があって、飲食の経験がある弟も一緒にやってくれるというので応募しました。ずっと自分の中で温めていたイカライスというメニューがあってですね、これを世に出すチャンスはないかなぁと思っていたんですよ。背中を押してくれたのが、チャレンジショップです。これがあったから、気軽にとまでは言いませんが(笑)、新たな一歩を踏み出せたっていうのはあります。

能塚さん:このチャレンッジショップというのは、いきなり大きな資金をかけてお店を出す前に、一定期間トレーニングができて、ファンづくりができて、ある程度の開業の見込みをつけてから、本格的にお店を出すっていうきっかけづくりの場。新しく事業を始めるひとにとって、こういう場があるというのは、本当に恵まれた環境だし、実は必要なことではないかという気がしますね。チャレンジショップがあるということも、確かにこの街の大きな魅力でしょうね。今、イカライスもいい感じに広まりつつありますしね(笑)。

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